日本が初めて1位に 旅行・観光開発指数ランキング


 

交通インフラ、文化資源など高評価

ダボス会議の開催などで知られる国際機関、世界経済フォーラムが5月24日に発表した2021年版「旅行・観光開発指数」の世界ランキングで、日本が初めて首位になった。交通インフラ、文化資源などの項目で評価が高かった。調査対象は117カ国・地域。2位以下の米国、スペイン、フランスなどをわずかに抑えての首位だった。

 これまで隔年で発表してきた「旅行・観光競争力指数」を発展させた調査の結果。旅行・観光産業が社会、経済の発展に果たす役割を重視するなど、21年版から評価の指標や手法を変更した。日本は、19年版のランキングでは世界で4位だったが、21年版の手法で集計し直すと2位だったという。

 日本が高い評価を得ることができた項目は、航空、陸上、港湾の交通インフラ、世界遺産や大型スポーツ施設などの文化資源のほか、社会・経済的レジリエンス(強靭(きょうじん)性)など。半面、評価が伸びなかった項目は、気候変動対策などの環境の持続可能性、移動や観光に関するデジタルプラットフォームの提供などのICT分野、観光予算の割合などの政策・投資の優先度、ビザ(査証)の要件といった国際的な開放度などだった。

 

 
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